"Nobody's Baby But Mine" by Susan Elizabethe Phillips
高級娼婦を装ったIQ180の天才物理学者ジェインは、36歳の誕生日を迎えた花形フットボールプレイヤー、カルへのチームメイトからのプレゼントとして送り込まれた。34歳になるジェインはどうしても自分の子供がほしかったが、タイムリミットは刻々と迫ってくる。「飛び級」のせいでまともな青春を過ごせなかった彼女は、自分の子供がそんな目に遭わないよう、頑健ながらオツムの弱そうな相手を選んで妊娠し、ひとりで育て上げようと考えていたのだ。
子供さえ宿ればそれでおしまいのはずだった。だがカルはすべてのカラクリを探り出し、ジェインの身勝手さに激怒しながらも、子供の父親としての権利を主張してジェインと結婚した。カルの古風な倫理観に驚かされたジェインだが、さらに彼の父親は医師であり、カル自身も生物学の最優等学生だったと知って愕然とする。
あれもこれも、あり得ねー!という設定で、ストーリーとしてはなかなかおもしろくはあるものの、作者の独りよがりというかこじつけのような気がしなくもない。流れが不自然なのは否めないが、二人が丁々発止とやり合うさまは小気味よく、その一方でカルの両親のロマンスの再生?やカルの祖母の存在感、敵対するかと思われたKevinの善玉ぶりなど、脇役がけっこう読ませてくれた。


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